綿の種類と性質 (一部取り扱いのないわたもございます)

オーガニックコットン(トルコ産)
オーガニックコットンとは、三年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産された綿花のこと。畑の収穫ごとに認証が与えられる。        未熟綿で、一般の綿よりもかさ高、性質は劣る。
メキシコ綿(メキシコ産)
繊維がしなやかで、たいへん柔らかく細長いという特徴を持つ。              綿ならではのコシと吸湿性に優れ、干すとふっくら回復。また、繊維が長いと切れにくいため、ほこりが出にくいのも特徴。主に掛ふとんに向いている。
スーピマ綿(アメリカ産)
インディアンのスー族、ピマ族が語源。メキシコ綿よりもさらに繊維が細長く、しかも長さが均一で、強く粘りがある。肌沿いが良いが、かさ高性は低い。
インド綿(インド産)
繊維が太くて短く、適度な硬さを持っているので、とてもコシがあるという特徴を持つ。   弾力性、保湿性、吸湿発散性、耐久性に富んでおり、敷ふとんに使用するには最適の綿。
米綿(アメリカ産)
メキシコ綿と似た性質を持つ。より繊維は細く、かさ高は劣る。主に掛ふとんに向いている。
ポリエステル綿(国産)
化学合成繊維。当社では東レの掛用、敷用の二種類を使用。                綿わたよりも軽量で、本体よりほこりが出ない、発汗性が良いなどの特徴がある。      一方で、静電気が起きやすく、保温・保湿性で他の素材に劣る。
羊毛(ウール)(フランス産・オーストラリア産)
天然素材の為、保温性、弾力性、吸湿発散性に優れている。一方で、天日干しを怠り続けると、こもった湿気からフェルト化する場合がある。一度フェルト化すると元には戻らない。    人によっては臭いが気になる場合もある。
麻綿
通気性が良く、水分の吸湿や発散性に優れている。清涼感があり、夏ふとんに多く利用される。
絹綿(シルク)
天然繊維の中ではもっとも細い長繊維。肌触りが良く、風合いが良い。保温性、保湿性、発散性に優れている。変色しやすく、虫がつきやすい等、取り扱いは難しい。